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【大沢在昌氏基調講演】に参加して

東京国際ブックフェアのセミナーで、好きな作家の大沢在昌氏が講演をするということで参加してきました。

テーマは「デジタルと紙が併走する時代 ~作家が考えること、できること~

電子書籍、電子出版、電子ブックと名称はいろいろですが時代の流れは確かに変わってきています。
もっとも名称がいろいろあるということですでに混迷しているようにも思えますが・・・

大沢氏がまずとりあげたのが、昨年末に電子書籍で先行販売した「カルテット」に関しての意図。
これは明確な答えでした。

  「PR効果」

通常の本であれば、あまりとりあげられないマスコミからの取材がものすごく多かったとか。
話題性にのったのが本音!?
ようするに、電子書籍はまだまだ話題性という域を脱していないという事実ではないでしょうか。

そして「ほぼ日刊イトイ新聞」に掲載していた無料で読める新刊「絆回廊 新宿鮫X」へのチャレンジ。
新刊が無料で読める?
その情報は残念ながら知りませんでしたが、これも意図は明確でした。

  「新読者発掘!」

確かに無料にすることにより、新宿鮫シリーズはもちろん、大沢在昌氏を知らない人へ広くアピールできる一つの手段。
面白いと感じた人は、このシリーズを遡って読む。
まさに読者発掘手法です。
人気作家であってもやはり現状を危惧しているのでしょうね。

本が売れない、出版業界が低迷している・・・

もちろん日本の人口自体が減少していますから、購買力は落ちているでしょうが、それに対して新たな取り組みをしていたのか?
と問いかければ、従来の流通を守ることが優先されていて画期的なことはなかったように思います。
従来読書は、時間がある電車の中とか、寝る前にとか、そのようなちょっとした時間に読まれていました。
それが今の電車の中を見れば、ほとんどがゲームをしているか、携帯をいじっている。
本を開いている人はほんのわずか。
出版業界として真の戦いは、内向きであってはならないのではないでしょうか。
いかに読者層を増やしていくのか、これが一番の問題のように思えます。

そこに登場したのが電子書籍。
この試みは新しい道を切り開く手段になりえると大沢氏は訴えていました。

作家、編集者、出版会社、そして書店。
電子書籍は流通が不要になることで書店から反発が大きいと聞く。
その書店の意見を無視しては出版会社はなりたたないという意見が多数だ。
しかし、作家側からするといい編集者がいれば本を書いてみたいという。
もしその編集者がIT関連の会社へ移る、またはIT関連会社が編集者を育てたら・・・

その危機感は、白川道氏が「冬の童話」でも語っています。
出版社はもっとすぐれた編集者を養成するべきだと。
それが出版社の生きる道だとも。

その他にもたくさんのお話を聴く事ができたましたが、

私の認識は、作家を含めた出版業界はやはり内向きだということです。
今までの販売部数だけを見て、紙の書籍と電子書籍を判断している。
そうなるとパイの奪い合いということになりますが、電子書籍という新しい分野で売上を伸ばすことをもっと考えるべきではないでしょうか。

●海外にいる日本人はタイムリーに紙の本は読めないのである
●日本語の書籍を読みたい外国人もしかり
●大沢氏も話していたが、デジタルになることで聴覚障害者にも利便性がでてくる

などなど、新読者を増やすことは可能です。
なにしろ、国内人口は減少しているのですから、内向きではなく外向きに物事を考えるべきでしょう。

弊社も電子書籍には多少からんでいます。
そこで思うことは電子ブックなど見せる技術は進んでいますが、コンテンツ加工に関しての出版会社のもろさが見えたりします。

これから出版されるものに関しては最初から組み込みで対応できますが、過去のコンテンツは一つ一つが手作業になる場合があります。
大量なものを短期間で、しかも安く上げたい。
これには技術力ももちろんですが、ある程度の経験値も必要になります。
しかし電子書籍化にする際、弊社のような制作会社にはあまり声はかからない。
とくに海外向けの多言語展開ではいろいろ提案もできると思うのですが・・・

【鈴木順滋】

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